新CMストーリー
CMは女の子がおもちゃが欲しくて泣いているシーンから始まります。その女の子がおもちゃ屋にいる車椅子の男性にあやされ、笑顔になります。そばを通った男性が落としたスマホを女の子のお母さんが拾い、笑顔でお礼を言う男性。その男性が乗ったバスに妊婦さんが現れ、席を譲る男性。お礼を言って座る妊婦さんはバスを降りるタイミングで老夫婦に席を譲ります。妊婦さんがバスを降りると、待っているのはCM冒頭で女の子をあやした車椅子の男性。2人の姿がおもちゃのジオラマと一体化していきます。
さまざまな人の間で"小さな親切"の輪が広がっていき、みんなが笑顔になる映像です。小さな親切のシーンでは「WELL-BEING for」のジングルが使用されています。

おもちゃ屋のロケ地に汐留・イタリア街を選んだ理由は、「レンガ風の壁やおしゃれな外観が、今回のファンタジー要素を持つ、かわいらしい世界観にぴったりだった」とプロデューサーの須貝さん。

撮影で最も苦労したのは女の子の「涙」だそうです。
そしてよく見ると、冒頭の女の子の瞳にはそこに居ないはずの妊婦さんの黄色い服が映っています。
撮影を指揮した監督のAimiさんは「冒頭に出てくる子どもの目の中に、最後のシーンでも登場する車椅子の男性と妊婦さんのシーンを重ねました。
女の子は2人が幸せそうに歩いている未来を見て、心が温かくなって涙を流している、という裏の意味があるんです」と、涙のもう1つの理由を教えてくれました。

おもちゃ屋のシーンと歩道橋からのシーンをつなげるために、美術チームがセットを制作し、映像を重ねて自然に見せる技術が使われました。Aimiさんがここで表現したかったのは「幸せの循環」だそうです。

パラマウントベッドホールディングス広報部長の大道さんはCM制作の経緯をこう振り返ります。
「ウェルビーイングという言葉は、人によってイメージするものが違うと思います。我々が届けたいウェルビーイングとは何だろうかと改めて考えたときに、『具体的な誰か』を表現できる形がよいと思いました」
CMでは小さな親切が起きたときに「WELL-BEING for」というテロップと効果音が流れます。つながりや日々の思いを重視し、for以降の「誰」の部分を考えることが、パラマウントベッドが投げかけるメッセージなのです。
