社員食堂で名刺交換!?
ランチタイムになり全員で社員食堂へ移動。生徒と社員が一緒にランチを食べることになりました。
働く人の生の声を聞く貴重な機会。仕事の内容だけでなく、経歴から普段の過ごし方、休みの取り方まで、色々質問をする生徒たち。
終始和やかな雰囲気でランチを楽しみました。
ランチの間にも、見慣れない制服の生徒たちを見て、通りがかった社員が興味津々で近寄ってきます。広報メンバーがそれを呼び止め生徒に紹介する場面も。
「あ、さっき体験した△△、あれを開発した◯◯さんです!」
「すげえ」
「睡眠の研究の発表をしてたよね? 睡眠研究所の木暮所長さんです!」
「名刺交換!名刺交換!」



最後に、「WELL-BEING」をテーマとした意見交換
ランチのあとはシアタールームへ戻り、盛りだくさんの1日を振り返ります。あらためて簡潔にパラマウントベッドの製品や取り組みについて振り返った後、意見交換の時間となりました。
ショールームで医療→介護→健康といった事業の広がりを聞き、さらに実際に製品を体験し、またそこで働く社員から色々な話を直接聞くことができた長橋中の生徒たち。自分たちが事前に勉強して調べてきたWELL-BEINGについての知識と、この日の現実の体験が重なり、より「リアルで温度感のあるストーリー」としてWELL-BEINGを受け止めている様子でした。

医療・介護・健康といった事業の話や、実際に製品を体験した後なので、
“自分に関係のある話”として動画の説明を受け取っていた
質問タイム。職場を実際に見た感想や、働き方に関するするどい質問も

資料やメモを見ながらこの日学んだことを振り返る生徒たち。
右で生徒の資料を覗き込んでいるのは引率の渡辺先生
職場訪問の最後のプログラムとして、生徒たちから質問をする時間が設けられました。
生徒の質問に、江さんと高橋さん(ともに広報部)が答えます。
いくつかそのやりとりをピックアップしてみました。
—では、今日の話や見たもの、あるいはWELL-BEINGについて、何か質問のある人はいますか?
「社内ネットを利用して、ストレスチェックをしている人は何人くらいいますか?」
午前のプレゼンテーションで社員のメンタルヘルスについて調べていた生徒が質問をしました。
— 基本的には、直接雇用の全社員です。
「おおおお」
— そうですね、さっき4000人くらい社員がいると言いましたけど、基本的に約9割近くの社員が対象です。
— 他にはありますか?
「感想でもいいですか?」
— もちろん!
「事前に会社のことを調べていて、笑顔を大切にしているってありました。さっき食堂で、偉い人がいても皆さん笑顔で話していて、すごく風通しのいい会社なんだなあと思いました」
— 嬉しいです。おっしゃる通りで、フラットで話しやすい組織だなあと思っています。
こうしたその日の感想が素直に出てくるのも印象的でした。
他にも、工場での製造についての質問などが続きました。
そろそろ終わりの時間が近づきます。彼らは修学旅行中なので、次の予定があるのです。
— では、そろそろ時間がきたので最後の質問にしたいと思います。誰かありますか?
「はい」
午前のプレゼンテーションで“社員の福利厚生” について発表をした生徒が手を挙げました。
— どうぞ!
「パラマウントベッドのことをいろいろ調べて、休みがきちんと多く取れるということが分かったのですが、それでも仕事は問題なく終わりますか?」
その場にいた社員や見学をしていた取材班から口々に「おおお、いい質問!」との声があがります
まさにWELL-BEINGと働き方の核心を突いた質問でした。
回答役の江さんと高橋さんが一瞬顔を見合わせ、じゃ、どうぞ、と江さんが答えます。
— 私たちの職場が大事にしているのは、働くことの質、例えば、生産性がそのひとつです。長く働けばいいという話じゃなく、決まった時間の中できちんと生産性を上げて仕事に取り組む、ということを大事にしています。もうひとつは、そこで生まれた時間で、きちんと自分のプライベートやリフレッシュを充実させる、ということです。しっかり働いて、終わったらしっかり休む。そうやってメリハリをつけて、モチベーションとパフォーマンスを上げるようにしています。
すかさず高橋さんが補足をします。
— “生産性”って分かるかな? ちょっと難しい言葉かもしれない。例えばみんながテスト勉強をするとき、ここからここまで、という範囲をきちんと考えて集中して勉強すればいいけど、ズレた範囲を勉強してたら効率が悪いでしょう? それと同じで、僕たちも“なるべくお客様が喜んでもらえるところや社会にとって大事なところ” に時間をかけて仕事をしようって、そういうことを常に考えているんです。こういうのを生産性を上げる、と言います。お客様にとって何が一番“ありがとう” って言ってもらえるか、幸せになってもらえるか、WELL-BEINGになっているか。そういうことをみんなでめちゃくちゃ一生懸命考えて、そしてみんながそこに向かって動く。そうやって限られた時間を上手く使うことをやってるんです。そして休む時はしっかり休む。そうやって一生懸命やってます。
「なるほど。ありがとうございました」
うんうんと頷きながら、質問をした生徒が答えました。
職場訪問の全てのプログラムが終了し、最後に「これは記念です」とアイマスクが配られました。
たぬきのアイマスク。中学生向け睡眠教育プログラムにも登場する狸のマスコットです。
想像以上の好反応。
全員でアイマスクを着けたまま、パラマウントベッドロゴの前での記念撮影をして、職場訪問は終了となりました。
