コミュニケーションを活性化するメリットも
社内向けワークショップは2024年5月からこれまでに5回開催されています。目的は「WELL-BEING for all beingsの理解浸透」と「WELL-BEING for all beingsの自分ごと化」の2点です。
参加者は10〜20人程度。集まった社員は4〜5人のグループに分けられ、話し合いながら意見をまとめ、グループごとに発表する流れです。

「WELL-BEING for all beings」の策定背景や意味合いについての映像を見た後に、「WELL-BEING for ●●(人)」について考え、それを実現するために会社や10年後の自分がどうコミットすべきかをグループで考えます。
さらに「自分ごと化」には2つのゴールが設定されています。「今=普段の生活」と「未来=これからのチャレンジ」です。
「今」の例:WELL-BEING for 高校生の息子
高校生の息子には、勉強や部活動など、何事も弱音を吐かず全力で取り組んでほしい。だから私は、息子のために、毎日、栄養バランスを考えて食事を提供します。
「未来」の例:テーマ・・・医療
WELL-BEING for all beings – 遠隔医療ネットワークが構築された社会
2035年、日本全国どの地域どの場所にいても、適切な医療サービスが受けられるようになる。そのために、パラマウントグループは、さまざまな自治体、プレイヤーと連携し、シームレスな医療ネットワークを構築する。

業務の一環ではありますが、会議室でお菓子をつまみながら、和気あいあいとした雰囲気で開催されます。
社内のコミュニケーションを活性化するメリットも大きいですが、初回はあえて普段関わりのない部署の社員を集めたところ、まずテーマを決めるまでに時間を要してしまったことがありました。以降はある程度親和性のある部署のメンバーに声がかかっています。


例では「高校生の息子」が挙げられていましたが、「自分の生活が充実しないとWELL-BEINGを考えられない」という理由で「WELL-BEING for myself」や「WELL-BEING for me」と書いた人もいました。「myself=私自身」と「me=私」、それぞれに微妙な違いがありそうです。
インドでは計38名が参加
このワークショップの取り組みは海外にも広がっています。
3月20日にはインドのParamount Bed Indiaで開催され、オンライン10名を含む計38名が参加しました。イベント好きな国民性もあってか、大いに盛り上がり、2時間を超える開催となりました。


参加者からは「それぞれの価値観や、パラマウントベッドで働くモチベーション、今後やりたいことについて、カジュアルに話せて良かった」という感想が寄せられました。
名刺の裏に入れるメリット
ワークショップで発表した「WELL-BEING for ●●」は、後日、自分の名刺の裏に記載されます。名刺交換時に会話のきっかけになりますし、名刺を見るたびに気持ちが引き締まります。

「10年後、自分が会社の中でチャレンジしたいこと」については、会社のためだけでなく、実は自分のキャリアを考えるうえでも大切なことです。このワークショップがきっかけとなり、意識が社内外に伝搬していくかもしれません。
このワークショップはあくまできっかけにすぎません。この取り組みを通じてまずはパラマウントベッドの社員一人ひとりが、そして周りの家族や関係者の方々が、ゆくゆくはお客様、そしてすべての人が「それぞれのウェルビーイング」について考え、想いが広まることを期待しています。
