質の高いプレパレーションが行えるようになった
「ぷれパレット」は、応募フォームから申し込んだ医療関係者にひとつずつ発送し、後日アンケートメールを送付しています。実際に使用した感想や意見といったこれらの声は、製品の改良やアイテム追加などの貴重なフィードバックとなっています。
◆ 現場で使用した感想(アンケートから抜粋)
私立病院救急救命センター 看護師
子供が実際に触ってみることができるのがよい。
これまでにはなかったものなので、今後は使用していきたい。
三角巾など外傷の処置の際に使えるものがあると嬉しい。
大きさや素材が、どの年齢の子どもたちでも扱いやすい。
消毒で拭きやすいため衛生的。ごっこ遊びを通して自然と入院生活を理解できる。
立体的に動かして説明することで、低年齢(2歳)の子も興味を持っていた。
入院中、子どもがベッドから転落する時もあります。
貴社がベッド会社なのでぜひ「ベッドを使用する際の注意喚起」も付け加えてもらいたいです。
手術看護分野の認定看護師教育課程における臨時実習で研修生が周産期看護のプレパレーションに使用予定です。
検査前採血前に病室(ベッド上)で使用。
薄くて持ち運びが便利なので病室から出られない子の説明にも使用できた。
おもちゃ感覚で見るのができて親しみもあり、導入にも時間がかからなくなりました。
不安に感じる子どもたちにどのような視点で接したら良いのかのヒントを頂けました。
視覚的にも障害のある子どもたちにも確認しやすく、良いと思う。
素晴らしい商品を作ってくださりありがとうございます。
このようなものが当たり前におもちゃ屋さんに並ぶようになる日を楽しみにしています!
プレパレーショングッズは高価で、業務を行いながら作製するのも時間や手間がかかり大変だった。
子どもたちにとって分かりやすいツールにより、質の高いプレパレーションが行えるようになった。
本当にありがとうございました。
成人の自閉症患者と知的障害の患者様に対して使用させて頂きました。
今後学会発表も考えておりますので、その際はご相談させてください。
ぷれパレットは遊べる点が良い。放射線検査のぷれパレットが受付とかに置いてあると良い。
低年齢では手遊び、ある程度の年齢からはタブレットだと良いのでは。
ぷれパレットは、親御さんが「説明してもわからないと思う」と言っても、お子様が食いついたりしていた。
- 2年前に小児科分野を担当することになった。まだ、カリキュラムをきちんと組めていない。カリキュラムに「ぷれパレット」を入れたい。
- ぷれパレットに描かれている医療機器が、当病院で使っている医療機器と似ている。SpO2モニター、点滴スタンドなど。子どもが見たやつと違うという風になってしまうので、似ていることは大事。処置室のパッド付の12色のライン(12誘導)にそっくり!と感動していた。
キッズデザイン賞を受賞
「ぷれパレット」は第14回キッズデザイン(2020年度)賞を受賞しました。
受賞理由「専門職のいない病院でも、プレパレーションを実施できるよう考案された、社会提案性のあるプログラムである。忙しい医療スタッフでもすぐに使え、子どもにも理解しやすいツール構成となっている」
また同じく2020年度の日本感性工学会第8回かわいい感性デザイン賞企画賞も受賞しました。
受賞理由「社会的意義のある製品で、着眼点が良い。」
キッズデザイン賞は共同開発にあたったNPO法人チア・アートとの共同受賞です。
医療現場での声を受けて常に改良
アンケートではさまざまな生の声が寄せられています。追加して欲しい説明事項やアイテム、デザインの改良点など、これらは開発中にあえて割愛したもの、また予算や製造上の理由により断念したものなど様々です。「ぷれパレット」は、追加生産のタイミングで可能な限りこれらの声を反映させてきました。(詳しくはこちら)
今後もより使いやすく、子どもたちの心の準備を手助けするために改良を続けてゆきます。