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2025.07.01 UPDATE!
WELL-BEING for children

中学生がWELL-BEINGを学ぶ。
長橋中学校の生徒がパラマウントベッド本社を職場訪問!(前編)

北海道小樽市立長橋中学校の生徒が、修学旅行中のWELL-BEING(ウェルビーイング)学習の一環としてパラマウントベッドの本社を訪問。職場見学だけでなく、彼らが調べたテーマでプレゼンテーションを行い、企業が取り組むウェルビーイングについて社員と意見交換や交流をしました。訪問時の写真を中心にその様子をレポートします!

「休みがきちんと多く取れると分かったのですが、それでも仕事は問題なく終わりますか?」

2030年に改定予定の学習指導要綱で、WELL-BEING(ウェルビーイング:よりよく生きる)をベースとした主体的な学習が学校教育に盛り込まれます。これに先駆け、小樽市立長橋中学校ではウェルビーイングを学ぶ様々な取り組みが行われており、「学校という小さな社会だけでなく、より広い社会の一員として自分のことを考えて欲しい」という想いから今回の企業訪問が企画されました。
3日間の修学旅行の2日目、生徒たちはいくつかの班に分かれて、事前に企画に賛同した企業を訪問します。
彼らは事前に、訪問先の企業がどのような「WELL-BEING」な取り組みを行っているかを調べ、それらを自分でまとめ、社員の前でプレゼンテーションを行う予定になっています。

2025年5月21日。長橋中生8人と引率の渡辺琉太先生が江東区東大島のパラマウントベッド本社を訪れました。
挨拶のあと、最初のプログラムが中学生によるプレゼンテーションでした。
その後、自社の企業活動や働き方について社員からの講話、ショールーム見学、さらに様々な製品を実際に体験する時間などが続きます。ランチタイムには、社員食堂で生徒と社員が一緒にランチを楽しみました。
最後に再び「WELL-BEING」をテーマに、パラマウントベッドの取り組みや質疑応答、中学生と社員の意見交換などが行われ、記念撮影をして当日のプログラムは終了しました。

最後の意見交換の場で、ある生徒が手を挙げてこう質問をしました。
「パラマウントベッドのことをいろいろ調べて、休みがきちんと多く取れるということが分かったのですが、それでも仕事は問題なく終わりますか?」

するどい、しかし核心を突いた質問。その場にいた社員や見学をしていた取材班から口々に「おおお、いい質問!」との声があがります。
さて、この質問に対する広報部の高橋さん、江さんの答えは後回しにして、まずは当日の皆さんの様子をレポートしていこうと思います。

生徒が社員と名刺交換。通りかかったパラマウントベッド睡眠研究所木暮所長と長橋中学校生徒
社員食堂でのランチタイムの一幕。
通りかかったパラマウントベッド睡眠研究所木暮所長と長橋中生の名刺交換

働く人にとってのWELL-BEING、社会に対してのWELL-BEING。長橋中生徒のプレゼンテーション

生徒のみなさんは、事前にパラマウントベッドがどのような「WELL-BEING」に取り組んでいるかを調べた上で、一人ひとりが「より良い暮らし」や「睡眠による成長」「思いやり〜社会貢献〜」といったテーマを定め、スライドを自作してプレゼンテーションを行いました。
各自の持ち時間は3-5分。シアタールームの大きなプロジェクターを使っての発表です。
どのプレゼンテーションも、WELL-BEINGという共通テーマを根底にしつつ、パラマウントベッドがどういう施策や取り組みを行っているかを具体的に取り上げ、それに対して生徒自身が「どう思ったか」という考察までを含んだ素晴らしいものでした。

新入社員で今回の職場訪問の案内役、広報部中村さんが小声で「やばい、あたしの発表することがなくなっちゃう」と焦る場面も。
引率の渡辺先生の話では「生徒は自分たちだけでテーマを決めて、スライドも学校配布のタブレットなどで自作。我々はWELL-BEINGという方向性からズレてないかだけをチェックしたくらいです」とのこと。

印象的だったのは「WELL-BEING」の捉え方や対象が生徒によって違ったことです。
彼らの発表には、「働く社員にとってのWELL-BEING」もあれば「製品ユーザーにとってのWELL-BEING」、社会貢献といった「社会に対してのWELL-BEING」、さらには環境問題への取り組みなど「環境へのWELL-BEING」が、それぞれ具体例を挙げて取り上げられていました。
WELL-BEINGという言葉の広がりと同じく、生徒ひとりひとりの考えるWELL-BEINGの広がりが感じられてとても印象に残りました。

長橋中学校生徒のプレゼンテーション場面。自作スライドを投影して話している。
長橋中生徒のプレゼンテーション場面。登壇者は数ヶ月かけて自分のプレゼンテーションの準備をしてきた。
それぞれが自作したスライドは、自身が設定したテーマに合わせて章立て・タイトル・文字や図の配置デザインに
工夫があり、それぞれ個性的で見応えがあった。心配そうな引率の先生の表情をよそに、各自テンポよく発表を行っていく

発表の緊張が解けたあとは、本社1階 PARAMOUNT MUSEUMへ。

生徒の発表のあとはパラマウントベッドの会社紹介動画を試聴。そして本社ショールーム見学へ。
本社1階のPARAMOUNT MUSEUMで、パネルや実際の製品を前に、広報部の高橋課長が会社の成り立ちや歴史、医療・介護・健康といった現在の事業3本柱の説明をしていきました。WELL-BEINGに関係する話題が多く、生徒たちはメモや写真を撮りながら一心に聞いていました。
ときおり投げかけられる高橋課長からの問いかけには真剣に考え込む場面も。
— 大学病院ってどれくらいベッドがあると思う?
「100くらい?」
— もっと!
「200?」
— もっともっと!

— さっきの医療から介護へって話で、そうやって事業領域が広がった時に、どんなことが新しい課題になると思う?
「・・・・」
— ヒント、医療の現場は例えば病気が治ったら元気になって出ていきます。でも介護の現場だと??
「ベッドの上に居る時間が長い!」
— そう!
「介護用ベッドの方がくつろいだり、木とか使ってほっとしたり」
— すごい! まさにそうなんだよね。医療用のベッドに比べて、あらたに家具とかインテリアの工夫が必要になってきたんです

こうしたやり取りをしながら、生徒たちは「あ、これもWELL-BEINGの話だ」と気づいていきます。
(中編「それぞれのWELL-BEINGを考えるきっかけに」へつづく)

パネルを使って説明する広報部高橋課長と、それをメモしながら聞く長橋中の生徒たち。
PARAMOUNT MUSEUMで自社の成り立ちや事業について解説する広報部高橋課長と、
メモを取りつつ聞き入る生徒たち
PARAMOUNT MUSEUM、エンゼルス時代の大谷翔平選手紹介コーナー。ユニフォームやサインボール、試合の写真などに興味津々の生徒たち。
エンゼルス時代の大谷翔平選手紹介コーナー。
バックネット裏のパラマウントベッド広告が話題になったことも。
発表の緊張感も解け、大谷選手の話題に興味津々